資格は持っておいたほうが良い
介護の仕事は無資格でも始められますが、なぜ資格を取得した方が有利になるのでしょうか。資格を取得するメリットについて考えていきましょう。
資格を取得するメリットとは?
介護の仕事は無資格でも未経験でも始めることは可能ですが、仕事内容は有資格者のサポートや事務・受付、利用者の送迎など初歩的なことばかりで本格的な介護業務には携わることができません。排せつの介助や入浴の介助など利用者の身体に直接触れる介護を行うときは適切な対応をするために専門的な知識や技術が求められるため、介護の資格が必要となるからです。
無資格者の求人もありますが、有資格者の求人の方が圧倒的に多く給与面でも優遇されているため、今後も介護の仕事を続けていこうと考えているのであれば資格はあった方がいいでしょう。介護の資格は多種多様にありますが、誰でも受験可能な介護職員初任者研修ならそれほど難易度も高くありません。まずは初任者研修の取得を目指しましょう。
介護の知識と技術をしっかり学べる資格
介護職員初任者研修を取得するメリットは何といっても、介護の基本的な知識や技術、医療との連携や認知症について深く学べることです。これから介護の仕事を始めたい人はもちろんですが、異業種から介護業界への転職を考えている人も着実に理解できる内容となっています。
さまざまな面で優遇される
介護職員初任者研修を取得すると資格手当がつくため、給与もアップします。資格手当は数千円から多くても1万円程度ですが、年収で見ると大きな金額です。しかし、すべての施設や事業所で資格手当をつけているわけではありません。資格手当がないところもあります。給与のアップはモチベーションのアップにもつながるため見過ごせないポイントです。
また、資格は確かな知識や技術を身につけている証明にもなります。施設や事業所側からは戦力になると喜ばれ、採用が有利になります。
キャリアアップになる
介護の入門資格として位置づけられている介護職員初任者研修は、基礎がしっかり学べる資格です。そこからさらに専門的な知識や技術を身につける場合は、介護福祉士実務者研修や介護福祉士など上位の資格を取得することになりますが、介護職員初任者研修を取得していれば、実務者研修の一部が受講免除になるなどの優遇措置が受けられます。免除される時間はおよそ130時間とそれなりに多いため、無資格から実務者研修を受験するよりもスピーディーに取得できます。
これから先、介護業界でのキャリアアップを考えているなら介護職員初任者研修は必ず取得しておきたい資格です。
負担を減らして資格取得
職場が協力してくれることも多い
働きながら資格を取得するのは体力的にも精神的にも厳しいと感じることが多いのですが、資格取得支援がある職場なら勤務日を調整してくれるなどのサポートがあるため、少ない負担で取得できます。まずは職場に相談して無理のないスケジュールを組みましょう。